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遮光眼鏡を作ったよ!普段使いの眼鏡にレンズだけ入れ替えれるって知ってた?色選びや補助金などの体験談

視覚障害 暮らしと工夫

はじめに

私は緑内障による視野狭窄や度重なる手術の影響か、日常的にまぶしさを強く感じる事が増えてきました。

まぶしさ対策として「遮光眼鏡」があるのは知っていましたが、正直なところ最初はまったく作る気はありませんでした。

というのも”いかにも医療用”みたいなゴツくて仰々しい見た目の眼鏡しかイメージになく、普段使いには抵抗があったからです。

ネットで調べてみてもよく分からず、パンフレットを見てもなんかやっぱり仰々しい…と、思っていました。

でも病院で聞いてみると、親切な方が少し詳しく調べてくれることに

そしたら「ある程度の範囲のフレームから選んで自分好みのフレームで作れる」という答えが!

その一言で私は遮光眼鏡を作ることを決心しました!

これは後で実際に作るときに知ったのですが、実は遮光眼鏡って普通に店頭に並んでるフレームや今使ってる眼鏡にレンズだけ入れ替えれるんです!

見た目は普通のサングラスや色付き眼鏡のように自然で、日常にも馴染む

この「見た目でも妥協しなくていい」とわかったのが購入の決め手ですごくうれしかったです!

遮光眼鏡の見た目とフレーム選び

私が選んだのは屋外用と室内用の2種類

「屋外用と室内用を作りますよね?室内用は近くを見る専用のレンズにしますか?」と、聞かれ

とっさに私は「両方作ることは可能なんですか?」と、聞いてみると

「はい」と返事が

私はてっきり1本だけしか作れないと思っていたのでビックリしました。

元々それまで眼鏡の上からかけれるタイプの「オーバータイプのサングラス」を使用していた私は

屋外用は新しいフレームを購入し、室内用は元々使っていた眼鏡のレンズを遮光レンズに入れ替えました。

いずれも遠近両用レンズで作っており、普通の眼鏡やサングラスのような自然な見た目です。

いかにも「医療用」といった印象はまったくなく、普段の服装にも違和感なく使えるので満足しています。

実際に使ってるのがこれ

屋外用

室内用

色味の選び方と実際の使い心地

遮光レンズには、ブラック(グレー)・ブラウン・オレンジといった基本の色があり、それぞれ3段階くらいの濃さが用意されていました。

*ほかにもグリーン・イエローがあったかもしれませんが、はっきりとは覚えていません。

色の選び方は「かなりざっくりした印象」

たとえば、”ブラウンの中ぐらいの濃さ”といった感じの各色3段階の色見本から選ぶ形式

細かく微調整するようなことは出来ませんでした。

私にとってはブラウン系が一番見やすかったのですが、理想の濃さがなく少し妥協して決めました。

(本当は5段階でいえば屋外用は4段階目、室内用は2段階目の濃さが理想に近かったかもですが、実際に選んだのは「中ぐらいの濃さ」と「一番薄い色」でした)

それでも、外出時のまぶしさはしっかり軽減され、今では「もうこれがないと不安」と思うほどです。

病院での眼鏡合わせと時間のかかり方

遮光眼鏡は「医師の処方や確認」が必要な福祉用具なので、色味や度数を決めるために病院での予約が必要でした。

実際に晴れてる日の屋外で色見本を使って「まぶしくないか」「暗すぎないか」を確かめるので予約を取った日が晴れている日じゃないと意味がない、天気の都合で「当日キャンセル」になることもあるとのことでした。

屋外用と室内用の色味とレンズの度数をじっくり合わすので半日ほど必要でした。

複数のレンズをかけ比べながら、少しずつ違う濃さや色味を試してじっくり選びました。

最終的には「これなら何とか使えそうかな」と思える色を選択

完全に理想通りというわけではありませんでしたが、納得できる範囲で決めれたことには満足しています。

購入時の補助金と手続きの苦労

遮光眼鏡は自治体の福祉制度により補助金の対象になります。

私の住んでる自治体では、屋外用・室内用各1本まで補助対象でした。

  • 屋外用:新しいフレーム+遠近両用レンズを購入
  • 室内用:元々使っていたフレーム+遠近両用レンズを購入

補助金の範囲だけではまかないきれなかったので、超過分は自己負担に

補助金は全額出るわけではなく、どれくらい出るのか実際に見積もりをして申請してみないとわからなかったため金額によってはどちらか片方は諦めることも考えました。

(たしか1本につき15000円ぐらいだったと思います)

大変だったのが、手続きの面

私と眼鏡店と市役所のやりとりがスムーズにいかず、完成までに2ヶ月以上かかりました。

途中で確認の行き違いや、何度も説明し直したり…

中々連絡が来なかったり、正直少し疲れました。

遮光レンズはどこでも作れるわけではなく、対応店舗でしか作れません。

私はネットで調べて近所の大手眼鏡店を選びました。

これから作る人に伝えたいこと

遮光眼鏡というと、最初は「見た目がダサい」「人にどう見られるか気になる」と思っていました。

でも実際には、自然な見た目で普段使いできる遮光眼鏡を選ぶことができて、本当によかったと思っています。

色味の選び方には少し妥協も必要でしたが、まぶしさのストレスが軽減されて外出が楽になったことは大きな変化です。

手続きには時間がかかる可能性もあるので、気になる方は早めに動き出すのがおすすめです。

この体験が、これから遮光眼鏡を検討する方の参考になれば幸いです♪

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