はじめに
最近ニュースでも話題になっている「月給は上がるけど、その代わりにボーナスは半分になる」という給料制度
一見お得に見えるけど、実際どうなのか?
メリットとデメリットをわかりやすく整理してみます。
メリット
1.毎月の生活が安定する
月給が上がると、家賃・光熱費・食費などの固定費を余裕を持って払いやすくなります。
これまでは「毎月カツカツだけどボーナスで補う」という生活をしていた人にとって、精神的にも安心材料になります。
●補足
ボーナスは会社の業績によって減ったりカットされたりすることもあります。
月収に組み込まれることで「予測しやすい収入」になります。
2.住宅ローンやクレジット審査に有利
銀行などの審査は基本的に「年収」を重視します
ただし、ローンは毎月返すものなので「月収の安定性」も評価ポイントです。
●補足
金融機関は「返済負担率(年収に占める返済額の割合)」をチェックします。
年収600万円の人でも、月収が低くボーナスに偏っていると「返済が不安定」と見られることがあります。
逆に月収が高いと「毎月きちんと返済できる」と判断されやすいのです。
3.不景気でも収入が安定しやすい
ボーナスは景気次第で上下するもの
例えば、リーマンショックやコロナ渦では「ボーナスゼロ」の企業も多くありました。
●補足
月給に組み込まれると「不景気でも最低限の収入」は確保できるため、家計の安定性が増します。
デメリット
1.まとまったお金が入りにくい
ボーナスが減ると、車の購入や旅行や教育費など「まとまった支出」に対応しづらくなります。
●例え
これまで、「夏のボーナスで旅行」「冬のボーナスで家電の買い替え」と考えていた人は計画の見直しが必要になります。
2.税金・社会保険料の負担が増える
月給が上がると、同時に所得税・住民税・社会保険料も増えます。
そのため「額面は増えたのに手取りがあまり増えない」ということも起こります。
●補足
給与明細を見るとわかりますが、月給が高いほど”天引き”額が増える仕組みです。
3.モチベーション低下の可能性
「頑張ったらボーナスで評価してほしい」という気持ちを大事にして入る人にとっては不満になるかもしれません。
評価制度がしっかりしていないと、やる気の低下につながるリスクもあります。
まとめ
・安定志向の人には「月給アップ」は安心材料になりやすい
・まとまったお金を使いたい人には「ボーナス減」がデメリットになる
・銀行審査の観点から見ても、月収の安定性はプラス評価されやすい
つまり「生活の安定を取るか」「まとまった資金力を取るか」の違いです。
どちらが自分のライフスタイルに合っていいるかを考えることが大切ですね。
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