ニュースのポイント
2025年9月4日「全国すべての地域で最低賃金が1000円を超える」
というニュースがありました。
全国平均は1100円を超える見込みで、日本の最低賃金としては歴史的な水準です。
「おおっ、時給1000円時代か!」
と思う人も多いと思いますが、ここには物価の上昇(インフレ)が大きく関係しています。
なぜ最低賃金が上がったの?
ここ数年、食品や日用品の値段がじわじわ上がっていますよね
・卵やパン、豚肉は20年前と比べて1.3~2倍くらいの値段に
・消費者物価指数(物の値段の目安)は1年で3%以上上昇している
こうなると、昔と同じお給料では生活が苦しくなります。
そこで政府は、働く人の生活を守るために最低賃金を大きく引き上げたというわけです。
学生時代(20年前)と比べてどう?
私たちが学生だった20年前
最低賃金は大体700~800円くらい。
アルバイトで「時給1000円」なんて聞くとかなりいい条件に思えました。
でも今は、その「1000円」が”全国の最低ライン”
20年の間に物価は確実に上がり、賃金もそれに引っ張られているという状況です。
・食費や日用品の値段は上昇
・お給料は少しづつ上がった
・ただし、物価を差し引いた実質的なゆとりはあまり増えていない
つまり、「時給は上がったけど、生活がすごく楽になったわけじゃない」
というのが現実です。
今の課題とこれから
今回の最低賃金アップは、働く人にとって前向きなニュース
でも同時に、企業(とくに中小企業)にとっては人件費の負担が大きくなるので
国の支援もセットで進められています。
私たちの生活目線でいうと
・収入が増えても物価に追いつかないと大変
・実質的にどれくらい「使えるお金」が増えるかがポイント
・これからも賃金と物価の”追いかけっこ”が続きそう
学生時代と今を比べると
学生時代(20年前) 今(2025年)
最低賃金 700~800円 1000円
ハンバーガー 100円 190円
卵(10個) 150円~180円 280円
このように見ると、物価の上昇に最低賃金が追い付いていないように思います…
まとめ
最低賃金は全国で1000円を超えたのは、確かに大きな一歩
でも「学生時代より時給が増えた=生活が楽になった」とは言い切れない
物価高の中で
・どれだけ実質的に暮らしやすくなるか
・今の収入をどう活かしていくか
ということが、これからの大事なテーマになってきそうですね♪
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