渋谷区がゲーム内通貨「オーブ」を返礼品に
2025年8月、東京都渋谷区がふるさと納税の返礼品として
スマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」で使えるゲーム内通貨「オーブ」を導入
寄付額に応じてオーブがシリアルコードで受け取れます。
これまでふるさと納税といえばお肉やお米といった特産品が中心でしたが
ついにゲーム内通貨が返礼品に!
なぜ注目されるのか?
なぜこれが注目されるのかというと、ふるさと納税には「金券性のある返礼品は禁止」というルールがあるからです。
ゲーム内通貨は、事実上「お金の代わり」として使えるため商品券に近い性質を持ち
「制度の趣旨から外れるのでは?」という批判のあり
総務省が10月から返礼品基準をさらに厳格化する流れの中
今回の取り組みは議論を呼んでいます。
スマホゲーム業界の売り上げ低下
今回の背景には”スマホゲーム業界の売り上げ低下”があります。
・国内市場規模は2019年の1.35兆円から2024年には1.01兆円まで縮小
・ゲーム1本当たりの開発費は平均5億円に膨らみ、10年前の約4.7倍
・長寿タイトルが相次いでサービス終了する一方、新たなヒット作が生まれにくい状況
そんな中で、モンストを運営するMIXIが「ふるさと納税」という仕組みを使って
新たな収益ルートを模索していると見れます。
自治体側も「渋谷区はゲーム企業が多い」という地域性を活かした政策としてアピールしています。
まとめ:制度の課題と新しい可能性
ふるさと納税でゲーム内通貨をもらえる時代になったのは面白い試みですが
同時に制度のルールや公平性とのバランスをどう取るかという課題も突き付けています。
スマホゲーム業界の厳しい現実を背景に
「地域×デジタル」の新しいコラボが生まれたともいえる今回のニュース。
今後は総務省の規制と業界の工夫がどのように折り合うのか
注目していきたいですね♪
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